2023年8月3日木曜日

ヘッドホンをリケーブルに改造してみた

2020年に買ったヘッドホンが壊れてしまいました。


ヘッドホンが壊れたので

今使っているリケーブルのヘッドホン(ATH-M50x)のケーブルが断線したので新しく注文するついでにイヤーパッドも注文し、交換しようとした際にヘッドホンが開きすぎないようにするパーツの爪が折れてしまった。
修理に出さないといけないが、修理の間のヘッドホンが無い。
というわけで以前使用していたヘッドホン(ATH-M30)の断線したケーブルを取っ払ってリケーブルに改造して使うことにした。
配信動画はこちら→Youtube

部品の調達

リケーブル用のステレオケーブル
・断線したヘッドホンケーブル(M50xの付属品)
・ミニステレオ端子オス「MG-M」(→Amazon
ヘッドホンリケーブル化用パーツ
・ミニステレオ端子メス「MJ-074」→Amazon
それと
・音響用ハンダ「Oyaide SS-47」→Amazon
・エナメル線用の紙やすり
・グルーガン
を用意した。

ステレオケーブル作成

断線したケーブルの端子を切り落とし、芯線を剥き出しにする。これが思いのほか大変だった。
プラ用のニッパーだとまず切り落とせなかったので弦を切る用のニッパーで切断。
芯線を剥き出しにするのには弦用だと切れすぎるのでプラ用にしたが今度はうまく切れず。
最終的にハサミが一番楽だった。
芯線を剥き出しにすると白い毛のような線も一緒に出てきた。聞いてない。
ステレオケーブル自作してるサイトや動画には毛の情報は出てこなかった。
弦用ニッパーでできるだけ毛を除去して(ハサミだと切れない)芯線をネジってハンダを付ける。
手に何を持つか数パターン試したが、ハンダを蛇口状に置いて両手にケーブルとハンダごてを持つことにした。
ハンダ、全然付かない。溶けたハンダは芯線を避けるように下へと零れ落ちた。
点で付けようとするとうまくいかないようなので、広い面で熱する感じでなんとかハンダをこびり付ける。小さいハンダの粒を芯線に乗っけてから芯線を面で熱する感じ。
もしくは溶けたハンダが雫になっているところに芯線をくぐらせる感じ。
それでも全然付かないので短い線には付けなかった。

同様に端子にもハンダを付ける。ケーブルよりは楽。不注意で中の絶縁パーツを溶かす。
当然ながら熱は伝導するのでジャックの先端の方も熱くなる。何か挟むやつで固定しながら付けた。

いよいよケーブルと端子をつなげる。これも思いのほか大変だった。
どこからつなげるかいろいろ試したが、最終的に内側から順番に付けることにした。
先に外側の穴に線を通し、内側→根本を付けて外側を外側から付けた。
付けておいたハンダを溶かしてくっつけるだけなので前工程よりは簡単だったが、位置を考えて付けないとショートする。
付け終わってカバーを付けるときに捻った瞬間断線するのを3回ほどやった。
この端子はカバーとケーブルの間に結構隙間があるのでグルーガンで埋める。
中身もグルーガンしたかったけど捻って断線したり入らなかったりするのでやめた。

ヘッドホン改造

ぺったんこになったイヤーパッドを外し、中を軽く拭いてカバーを外す。
もとのケーブルの被膜を取り除くと3本の細い線が残った。
もとのケーブルが通ってた穴にはゴムっぽいカバーが付いていたので外す。
この穴に買っておいたステレオミニ端子を付ける。大きさもピッタリ。
穴の内側から端子を通し外からナットで止めるので先に端子に3本の線を付ける。
作ったケーブルを繋げて音を確認しながらどこに線を付けるか確認する。
3本の線にはんだを付ける。だいぶ上達した気がする。
端子の方にもはんだを付けておく。面がどれも平らなので付けやすい。
いざ接着。ここは失敗せずに一発で出来た。
はんだ付けできたら端子を穴に通してナットを締める。
ちょっと隙間があってグラつくのでグルーガンで埋めておく。
蓋をしてイヤーパッドとヘッドバンドカバーを付けて完成!

長い戦いでした(主にケーブルが)


ケーブルを右から出したかったのでヘッドバンドカバーを利用して上から通してみた。
茶色い紙テープで巻かれた部分はうっかり溶かした部分。作業する前にしばってまとめておけばよかった。

ヘッドバンドカバー、良さげなので2つ購入した。


今は後継のM30xが販売されている。M30が6000円くらいだったのと作りから見てもM20xの方が近いかもしれない。
→「ATH-M30x」「ATH-M20x

リケーブルの商品はM40xから。修理に出した使用中のものはM50x。

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