2023年9月7日木曜日

ぶっ壊れた電子ピアノの鍵盤を修理してみた

電子ピアノを買ったのは2007年

何もかもが懐かしい。バイトして一括で買った電子ピアノ、Roland HP207。
2010年に一度ラが壊れて修理した。その後しばらくは壊れなかったが流石に寿命か……。

壊れ具合

・外観
外観はあまり気にしていないが、右側の外装が少し剥がれた。
のりでくっつけても剥がれてしまうのでマスキングテープを貼ってある。
あとは細かい傷はあるが、綺麗に使っている方だと思う。


・ペダル
右ペダルの反応がおかしくなってしまった。
離してもゼロにならないので常にペダルが少し踏んだ状態になった。
もう修理する換えのパーツも残っていないそうなので、真ん中のペダルを右ペダルとして使うことでなんとかなっている。
ペダルの機能設定ができるのがこのピアノのいいところ。
最近ペダルを踏んだときのノイズが気になりはじめた。

・鍵盤
鍵盤の表面が汚れてきたがそんなことはどうでもいい。
鍵盤の強弱センサーの劣化により時々音が出なかったり急にデカい音で鳴ったりする。
特にドの音が出ない。シとレはすごい出る。
しばらく弾いていると少し直ってくるのがおもしろい。
逆に何日か弾かないでいると機嫌を損ねる。
物理的な損傷では、鍵盤を固定するパーツが根本にあるが、それが数ヶ所破損している。
A1、F#2~G#2、A2、A4の4ヶ所。
F#2~G#2で1つのパーツになっているが、ごっそりぶっ壊れている。
鍵盤を叩くと一瞬音は鳴るが根本が浮き上がってすぐに音が切れる。
ひどい時は沈んだまま戻ってこない。

修理方法

樹脂かプラスチックか、折れるように壊れている部分をくっつけるのだが、打鍵に耐えうる強度にしなければならない。
YOUTUBEで「溶かしてくっつけつつホッチキスの針を埋め込む」というのを見つけたので、ハンダごてを使ってやってみる。

いざ修理

まず上に載せてるものをどかす。ピアノにテーブルを載せるのは怒られるので推奨しない。


そして天板を開ける。裏にネジが4つあって、ネジを外すと天板を手前に引くことができる。
スピーカーの端子が繋がっているので、天板を少し手前に弾いたら上に持ち上げて端子を外す。

次に鍵盤の蓋を外す。両サイド、ちょうど天板の真ん中あたりに外せるパーツがあって、そこの穴から蓋の奥側を外すことができる。手前側の溝に引っ掛ける部分は蓋を斜めにして外す。
操作パネル部分は外すのに時間がかかりそうなので今回はそのまま。


壊れた部分を確認し、溶かして仮止めしていく。狭いのでケーブルを溶かさないように気を付ける。

臭い。臭すぎる。絶対に吸ってはいけないやつだ。
換気して息を止めながら作業をする。
くっついたらホッチキスの針をペンチで摘みつつ、ハンダごてで熱して押し付けて埋め込む。
冷えて固まったら取れないか弾いて確かめる。――完了!


ツイッターにも写真投稿してあるので


使ってみる

1週間で壊れた。もう一度同様に修理する。
ホッチキスの針が浅かったか。形も変えて今度は深めに。本数も増やす。
テストも念入りに。
これで大丈夫と天板を閉めて弾いてみると再びG2周りが壊れた。
演奏できなくはないのでとりあえずここまでにする。


最近のRolandの鍵盤は根本のパーツの形が変わっているので強度も上がっていると思われる。新しいの欲しい。

追記:1ヶ月ほどで右手のラ以外全滅(´・ω・`)

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